筑波大学の宿舎情報を紹介。

アパートとは

大学公式ページでは、アパートのことは全然書いていないので、こちらでフォローしたいと思います。
まず、アパートは宿舎とは異なり「民間が運営している」ということです。その土地を持っているオーナー個人が建物を建てて、不動産会社に運営を委託しています。収入源は皆様の家賃。入居者はお客様。なので対応力が全然違います。
大学宿舎の管理事務所では全然取り合ってくれないことでも、不動産会社であれば話し合いに応じてくれたりします。家賃や電気代等を払い忘れると宿舎なら退去!出て行け!と言われますが、アパートは民間ですので多少のことは大目に見てくれたりします。住人関係のトラブルやガラスが割れた、エアコンが効かないなど設備のトラブルにも対応してくれます。24時間緊急問合せ対応の物件もあります。
民間が運営しているということは、当然家賃や設備面等ライバルとの競争も激しく、改装や壁の塗り替え、エアコンを取り替えたり、ネットを無料にしたり、家賃改定、といったメンテナンスを毎年のように行っています。
家の部屋と同じような感覚で快適に生活でき、抽選等もなく家賃さえ払えば追い出されることはまずありません。卒業してもつくばにいるなら引き続き住むことができます。一人暮らしが決まったら「一人暮らしナビ」もぜひ見てください。

さらに、きれいな部屋が良い、かわいい外壁が良い、という方は築浅物件や新築物件もおすすめ。家賃は上がりますけどね。大学生の需要が高いため、特に大学徒歩圏内の天久保エリアでは毎年のように物件が新築されています。
アパート新築

筑波大学には宿舎があって新入生向けのパンフレットを読んでもみんな先輩は宿舎をお勧めしているし、友達たくさんできるらしいし、入学案内にも宿舎申し込みの用紙が同封されているので必須のように思うかもしれませんが、あくまでも宿舎入居は任意です。宿舎にしか住んではいけない訳ではありません。アパートでも友達はたくさんできます。1年次からアパートにも入れます。宿舎に入居しなかったからといって、大学の成績やその他待遇が下がることはありません。むしろアパートに入った方がラクです。つくばの不動産各社では、秋ぐらいから合格した新入生に向けて、来春入居の物件紹介や予約をしていますので聞いてみてください。アパートに住むなら、合格通知が届いたその日のうちに動いた方がいいです。
そして一番違いを感じるのが、宅配業者からの扱い。宿舎時代は「下まで降りてきてください!(怒)」「オートロック解除してよ!(怒)」と上から目線だった業者も、アパートだと普通に優しく配達してくれます。ほかほかのピザも玄関前で受け取れて、本当に快適です。所詮学生、という扱いをされなくなるのは嬉しいです。

アパートとマンションの違い

定義上違いはありません。中身は一緒です。強いて言うならば、建物の構造とか階がマンションの方が大規模なイメージです。
アパートは2階建てで部屋数も4~10が多いですが、マンションとなると6階建てや10階建て、エントランス・エレベータ付き、部屋数も100を超えたりします。
他の住人とすれ違うのが嫌だ、という人はアパートの方がいいかもしれませんね。
このページでは学生がマンションに住むことは少ないだろうと考え、便宜上「アパート」と表記していますが、同じものと考えてください。

アパートを選ぶ基準

アパートの選定は、やり直しがききません。厳密には引っ越せばできますが、余計な費用が発生しもやもやを抱えたまま生きるのは大変苦痛です。
実際にアパートを選んだ筆者が考えた基準を挙げておきますので、これを読んでノートなどに自分ならどの項目なら許せるか、許せないかを記入した上で、不動産屋に行きましょう。
これは大学を卒業して就職、見知らぬ土地で暮らすことになっても役立つ大変重要なものです。

入学予定の学類および入学している学類を考慮してそこから一番近い場所を選ぶことをおすすめします。理由は、必修授業の大半がその学群エリアの講義棟で行われるためです。場所については、大学に近いことはもちろん、スーパーがどこにあるか、その他行きたい店や施設に近いかを確かめることも重要です。殆どの不動産屋では、入学予定の学類を言えばその近くの部屋を探してくれます。

第一学群・・・人文学類、社会学類、地球学類、数学類、物理学類、化学類(天3、天4)
第二学群・・・比較文化学類、日本語・日本文化学類、教育学類、心理学類、障害科学類、生物学類、生物資源学類(桜、柴崎、天3、天4)
第三学群・・・国際総合学類、応用理工学類、工学システム学類、社会工学類、情報科学類(桜、柴崎、天3、天4)
体芸エリア・・・体育専門学群、芸術専門学群(春4、天3、天4、天2)
医学エリア・・・医学類、看護学類、医療科学類(春3、春2、春1、天1、天2)
春日エリア・・・情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類(春2、春1)
※「天3」「春4」などは大学内でよく使われる地名と丁目の略で、それぞれ「あまさん」「かすよん」と読みます。入学後、先輩にアパートどこ?と聞かれたら「あまさん」といえば通じます。



立地
※つくばの場合、どこに住むかで住環境が大きく変わるので注意!当たり外れが大きい。おすすめは天3、春4、桜。

学校(職場、駅etc)から近い
 自転車10分圏内、徒歩10分圏内、目の前など。便利であればあるほど家賃も上がる。信号の有無など、実際に見てルート確認

スーパーに近い
 自炊するなら必須条件。「コンビニ0秒」などの物件も見かけるが、コンビニよりスーパーの方が安い

バス停(関鉄)に近い
 大学に近い≠駅に近いのため、東京にいく時はバス→TXが便利。自転車だと夜や冬は危ないので
 よく東京にいく人は要確認

買い物に便利
 天久保や桜は飲食店が多いが、唯一商業施設が建ち並ぶのは桜地区のみ。レンタルショップ、ラーメン、クリーニング、スーパー等何でも揃うが、家賃も高い。

日当たり
 できれば南が良い

場所
 一戸建てが建ち並ぶ閑静な地区、店が並ぶ商業地区、学校に近い地区

ゴミステーション
 敷地内にあるか?近くにあるか?場所を確認する

雰囲気
 ヤンキー的な人がいないかどうか。夜中に暴走族が走っていないか。治安を入居前に確認
 ビラが散らばっていないか。郵便受けにビラが詰まっている物件は自分が住んだ時も同じ目にあう可能性が高い

空間

天井の高さ
 2.4m前後。宿舎だと2.2m前後しかない。20cmの差は大きい

部屋の広さ
 6畳では狭い。8畳(3.6m×3.6m)がちょうどいい。
 今は物がなくても、後から物が増えることも想定しましょう。

浴場の広さ
 バスの長辺1.2mでも正直狭い。足伸ばせるかなど確認

洗濯機中置き
 外置きだと雨で劣化、宅急便の荷物投入口にされる、他人にいじられる?
 洗濯機は各自購入する必要があります。

バス、トイレ別
 見取り図で確認。最近は脱衣所設けるのが一つのトレンド

部屋の換気設備
 窓閉めてても自動換気。臭い充満やカビ発生なく過ごしやすい(平成初期の新築物件から義務化)

柱の位置
 空間内の目立つような場所に柱がある場合はストレスになる

靴、リビング部分収納
 広さ、どのようなものが収納できるか確認。収納の中を歩けるウォークインクローゼットは魅力的

リビングのドア開き
 外開き or 内開き

角部屋
 角部屋だとリビング内に窓がもう一つ付く。空気の通りや採光性が良くなる
 とはいえ角部屋の小さい窓を開けることは殆どありませんけどね。

防音性
 一般的に新しい建物ほど気密性は高い。室内で自分の声が響けば防音性があると判断する

耐震性
 入居者が知るすべはありませんが、築年数によって判断。
 3.11以降、関東では震度1~3の地震が1ヶ月に1回程度起きており(茨城が震源の場合震度4クラスもあり)、今後大規模な地震が起きるとも言われています。西日本の人でフィギュアや本、ガラス製品、落ちたら困るものなどをたくさん置いている、置きたいという人は耐震対策のされている新築・築浅物件必須。家賃は上がりますが万が一の保険と考えれば安いものです

窓の大きさ
 大きければ大きいほどよい。最低横1.5m(カーテン2セット分)、縦2mはほしい



設備

築年数
 要は建物の古さ。古いほど家賃も安くなり、入居費用も安く抑えられていることが多い。築5~10年を強くおすすめ。それより古いと、いろいろとボロが出ていて、長期間暮らす上でストレスになる。また火災報知器が室内に設置されている物件ではたばこが吸えないため、前住人が残した室内の臭いもなく快適

2口コンロ
 コンロが標準設置されていない場合は自分で買う。自炊する人は必須。しない人は1口でも可能

シーリングライト
 標準で設置されていない、前の住人が残していることも。取り付けや交換は電気工事士の免許などは不要で素人でも簡単にできる

調理スペース
 ガスと流しの間のスペース=まな板が広げられるスペースとなる

システムキッチン
 ガスコンロ内蔵だが汚くなっている可能性アリ

標準装備
 エアコン、カーテンレールダブル、ベランダ。新しさを確認
 宿舎ではエアコンは入居者が自分で手配する設備とされ自分で買って取り付け、出て行く時は取り外すなど訳の分からない規定が存在している。取り付け工事が混み合い5月まで付けられないとか、新歓のことで頭がいっぱいなのにレンタルか新品の二択を迫られるとか面倒なことを考えなければいけないが、アパートなら部屋の設備なので入ったその日からすぐエアコンが使え、出て行く時も取り外す必要は無い。ただし製造が10年前など古いエアコンは電気を食うので注意。
あるアパートに移った先輩が「これが宿舎のエアコンだ。退去する時に売るのもめんどくさいから持ってきた」といわれて実物を見た時はびっくりしました。ウインドエアコンでしたけどね。

ネット無料
 オーナーに負担はかかるが、金・ネット知識のない学生にニーズは高い。ネットは通常なら月5,000円する。CATV、Bフレッツ等。
 ネット無料物件の場合、LAN挿せばネットができるので機械に詳しくなくても快適な生活ができる。ネット個別契約物件の場合、工事がなくルーター送付だけだと1週間程度、引き込み工事があると1ヶ月程度ネットにつなげない期間となり、学生生活に多大な影響を及ぼす。さらに未成年者名義では回線契約できないという壁もあり、「ネット無料じゃなきゃ嫌です!」という学生も多い。これからの主流となるでしょう。
月数万円しか自由に使えるお金のない学生にとって、月5,000円のネット代はとてつもなく大きいものです。(親が契約して親が払うなら別ですが)

独立洗面台
 これにより家賃跳ね上がる。指定しないと浴室洗面台=だるい

給湯パネル
 デジタル表示で指定した温度でお湯が出る。風呂側の給湯パネル(追い炊き)対応も確認
 ワンタッチで風呂を満タンにして欲しい場合は「追い炊き対応の物件で」とお願いすること。

ウォッシュレット
 リモコンは別になくてもよい。暮らす上での優先度は低い。
 ※最悪自分で取り付けることもできる

IHクッキングヒーター
 家賃跳ね上がる。1口か2口か。鍋などの対応調理器具に注意。こちらも優先度は低い

エレベーター
 高層階の場合非常に重要。1つなのか2つなのか、中の広さや防犯カメラはあるかなど

宅配ボックス
 宅配業者と目を合わせたり、やりとりすることなく荷物の受け取りができる。新築マンション等で増えている

都市ガス
 値段的にはLPガスより安いが、ガス会社はこちらで決めれるものではないのでどちらでも良い

駐車場・駐輪場
 駐輪場は平日昼間ではなく夕方や夜間などに下見した方がいい。止められる場所はあるか?空きはあるか?
 空きが無い場合は不動産会社に「自転車置き場を拡張してくれたら入居する」と言ってみると拡張してくれるかもしれない。
 駐車場は有料の場合もあるので確認。学生が住んでいる物件の車所持率は低いため、駐車場の空きは多い



安全

オートロック
 勧誘などを建物前で撃退できる。新築マンションでは今ではほぼ当たり前。特にセキュリティを重視する女子におすすめ。家賃跳ね上がる

ディンプルキー
 ピッキングされにくい特殊な形の鍵。なくした時の再発行料金が高くなる

カードキー
 アナログorデジタル。最近の新築建物はこの形式が多い。デジタルの場合は鍵不要だが高価
 鉄の鍵ではないのでポケットに入れても重くならず楽(ただなくしやすいので注意)

防犯カメラ
 警備会社が入っているか確認

インターフォン
 音が鳴るだけ、モノクロ、カラー、録画機能など

窓シャッター
 雨よけ以外にも安全対策にも効果を発揮。2F以上を選ぶのも手



支払金

家賃
 毎月支払う、家に住むための対価。築年数や建物の装備などに応じて変わるが、つくばエリアだと3~5万円が相場。桜の築浅だと6万超えも。支払は毎月不動産屋に直接持参の他、口座自動引き落としや振込など各社それぞれ。親名義の振り込みにも対応。
給料何万円のバイトをしているから、あるいは親の仕送りが何万円だから、何万円までなら払えるなどと、予算は必然的に決まるはず。
入った次の月ぐらいからライフラインの請求も始まるので、お金には余裕を持っておくこと。宿舎のように無料・格安ではない場合がほとんど。

手付金
 不動産契約には数十万単位の金が必要だが、すぐには準備できない。契約までの間、他人に部屋を取られないよう物件を押さえるための金。家賃1月分で契約金に充当

敷金
 通常家賃1~2ヶ月。無料の場合もあり。退去時に清掃費用などに使われ、残りが返却される。

礼金
 入居した時に、家主にお礼として支払われる金。入居者にとって何のメリットもなく捨て金(募金)のようなもので、近年は嫌われており無料の物件が多い。通常家賃1ヶ月分

仲介料(更新料)
 不動産会社に入る金。返却されない。通常家賃1.05ヶ月分。入居時と、2年ごとの更新の度に請求される

共益費
 敷地内や駐車場の照明、雑草の維持管理など共益部分の維持に使われる金。0円~3,000円程度が多い。毎月の家賃に上乗せされる。
 物件によっては水道・ガス代を共益費に含むところも。

駐車場
 車一台につき毎月数千円。無料の場合もある。空き確認

火災保険
 15,000円前後。不動産会社が紹介してくるが、他社で既に加入している場合は加入不要。2年ごとに更新。契約時+更新時支払い

初回支払い金
 敷金+礼金+仲介料+初月家賃(共益費+駐車場)+火災保険-手付金
 家賃が4万円で、敷金礼金各1ヶ月とすると、入居するためには現金一括で13.7万円必要となる。最後の最後で選ぶのに迷ったら、初回支払金の安い良心的な物件を選ぶべし


不動産屋を訪ねる
不動産屋は筑波大学の周りにたくさんあります。とりあえず初めてで右も左も分からないという人でも安心。
入って「合格したので良い部屋ないですか?物件探しに来たのですが」と話しかけると、どういう学類か・部屋の希望などを書くシートを渡してくれます。
これに記入することで、スタッフがあてはまる物件の家賃や特長、写真などが書かれた候補をいくつか示してくれます。写真だけではわからないのは当たり前で、気になる物件は「内覧」といって実際に車で連れて行ってもらうこともできます(無料)
1軒だけ内覧してもしょうがないので、候補となりそうな物件4~5軒を回ります。地理経験豊富な営業の人にいろいろ質問しながら、「ここなら4年暮らせる」という物件を選んでください。
大事なことは、上にある立地・空間・設備・安全の項目は必ず自分の中で決めてから来店すること。絶対に譲れない項目・最悪許せる項目、といった具合で。不動産屋ではのんびりできません。それから、途中で絶対に譲れない条件がコロコロ変わるのも嫌われます。(あとから「やっぱりウォークインクローゼットが良い!」となると不動産屋のはしごが外されてしまいます)軸だけはぶらさないこと。
また、土日は混雑しますので、平日をお勧めします。

どうやって不動産屋を見つけるのかと言うことですが、
1.Yahooなどで「つくば アパート」で検索する
2.「一誠商事」「アジア住販」などの不動産会社のホームページに行って検索するか、横断的な検索がしたければhome’sがおすすめ。
http://chintai.homes.co.jp/kanto/ibaraki/pref/city/tsukuba/
3.気に入った物件が見つかれば不動産会社に連絡して内見(契約とか関係無しに実際に物件の中に入ってイメージ通りかどうかを見る)をする。親切なことにその物件までは不動産会社の方が車で連れて行ってくれて、鍵を開けてくれて空室の部屋の中に入らせてもらえます。そのときだけ一時的に電気のブレーカーをあげて、明かりなどの電気関係の動作をチェックしたりもできます。
※入学前の新入生で遠方に住んでてつくばに来ることがおサイフ的にも不可能な場合は、不動産屋からメールで写真を送ってもらうなど各自で工夫する
※このときもし気に入ったならば、仮差し押さえといって数日間他の人が契約できないようにブロックすることができる。ただし数日間。即日契約即日引き渡しもできるがお金もすぐに準備できないだろうしシステム的には問題ないがふつうの人にはまず不可能
4.もしほかにも悩む物件があれば、ほかの不動産会社の物件も内見する
5.その後自分でも何度か足を運んで、地理を把握する
6.条件交渉
ここで確定!といきたいですが、もし時間があれば不動産会社と交渉をしてみましょう。(春は黙ってても売れるのでそれなら結構と断られるかもしれませんがまぁ自己責任で)
今はどこも競争が激しいので、多少値引きしてでも入って欲しいというのが良心的なオーナーの本音でしょう。春を逃すとその空室の家賃収入がゼロになるリスクもあるわけですからね。もちろん、一切値引きは受け付けないというオーナーもいます。
例えば
・他社のAハイツと同じ家賃にしてくれたら入居する
・自社のBハイツと同じ家賃にしてくれたら入居する
・1ヶ月フリーレントにしてくれたら入居する
・共益費無料にしてくれたら入居する
・1階と2階の家賃が月1,000円違うとして、その差が納得いかないので、2階に住むが1階の家賃と揃えてくれたら入居する
条件交渉はかけ離れすぎると決裂します。家賃の5%程度に抑えるのがコツです。(例えば月4万円なら2,000円など)
7.ここで確定!となれば契約の手続きをする

契約の手続き
1.契約書に記入し、入居日などを決め(準備ができているなら即日でもよいしできていないなら数ヶ月後でもよい)、手付け金[家賃の1ヶ月分]を支払い、学生証を見せ(不動産会社によってはほかにも書類が必要になること有り)、契約書読み合わせの日を決める
※学生は審査不要。学生でない場合は保証会社の審査が必要
2.手付け金を支払った時点で物件をおさえたことになるので一日鍵を貸し出したりとかできるらしい(が私はしなかった)
3.契約書読み合わせの日。向こうの従業員が早口で契約書をぺらぺら読んでいき、大量の署名と捺印を要求される。30分ぐらいかかる。礼金+敷金+仲介料+火災保険料-手付け金の残金を支払う(物件にもよるが10〜20万)
4.すべての作業が済めば鍵を渡されて契約成立、入居となる
不動産会社の営業が物件まで同行して「契約おめでとうございます!」とかいうことはなく、粛々と不動産会社の店で鍵を渡されてそこで解散
契約をすれば、トラブル・2年ごとの更新手続以外で、基本的に不動産会社と関わることはない。
※毎月の家賃は・・・不動産会社に直接持参するか、指定口座に振り込むか、などする。銀行の窓口に申請すれば自動的に毎月特定の口座に振り込みという手続きができるので便利である。
※ごみは・・・マンションであれば敷地内のステーション、敷地内にない場合は近くのごみステーションへ
※ライフライン(電気、ガス、水道)の契約は・・・不動産会社の指示に従う。この番号に電話して契約せよ、などと書かれているので各自契約する。基本的には電話先で名前と住所、料金の支払い方法などを告げれば契約できる。電気はインターネットからも契約できる(東京電力)
※ネットの契約は・・・インターネット無料の物件は契約無しにLANケーブルぶっ刺すだけで利用可能。(光回線終端装置などは部屋にあらかじめ準備されている)そうでない場合はNTT東日本に電話して契約する。20歳以下で契約できないと言われれば親の名義で契約する。契約が完了すれば接続機器が送られてくるので自分でセッティングして接続する。あとから後悔したが電話せず電気量販店などで新規契約すれば2〜5万円程度のキャッシュバックを受けられる?かも。(ただし未成年が新規契約できるかは微妙)

*実際の部屋の広さと表示の帖数があわない(たとえば一般的に8帖は3.6m*3.6mと規格されているが実際は3.4m*3.4mだったりする)のは隣との騒音などを考慮して壁厚が設定されているため。規格されている面積から実際にメジャーで測った面積を引けば壁厚がわかります。その分の面積も論理的には自分のところのものであるので表示に含まれています。壁厚が大きいほど部屋は若干狭くなりますが防音性については期待できるでしょう。音楽をガンガン鳴らしても隣人からのクレームも少なくなるかも。何年もの先を見通した、長期的に見た快適な暮らしやすさを考えたとき、部屋の広さより防音性のほうが重要というのは紛れもない事実だと思います。

地理を理解しましょう

つくば近辺の地理
地理はだいたい上のようになります。以下、注釈です。
・営業時間および地図の内容は平成29年2月現在です。大型店舗の場合、専門店によって営業時間が異なる場合があります。平日と休日で営業時間が異なる場合は平日の営業時間を掲載しています。
・筑波大学構内は歩行者専用道路(ペデストリアン、ペデ)が建設されています。一部一般道の上に高架で建設されており、自動車は進入不可能なため事故等の軽減が期待されます。一の矢宿舎からつくば駅までを一直線で結びます。(ただ端から端まで30分かかる)
・大学施設の営業時間はこちらを参照ください。
・この地図の縮尺は500mです。この地図内の施設はすべて筑波大学二学・三学エリアから自転車30分圏内です。(つまりホーマックからつくば駅までは自転車で1時間かかる)
・場所や地区が実際と微妙に異なる場合があります。場所の似通った施設についてはスペースの都合上一つにまとめています。(実際は数百メートル離れている場合もあります) 
・スーパーまるも(桜地区)、ライトオン(イオンの近く)などスペースの都合で一部掲載できていない店舗があります。それらについては、自分で調べるか、あるいはスマホのナビなどを使って自分で行ってみてください。
・天久保3丁目(天3)と春日4丁目(春4)、桜は大学から近いと人気ですが、 その分人が多く朝は混雑するので結局同じです。少し遠くなりますが距離を妥協して春1や春2(二学・三学まで自転車15分、一学まで10分圏内)であれば家賃も抑えることができます。
・画像をクリックすると拡大します。 


研究学園地区の高層マンション
ちなみに余談ですが、イーアスつくばは関東最大級(自称)のショッピングセンターで、実際かなり広いです。モール内を自転車で移動したくなるぐらい広いです。そして目の前は上の写真のような超高層高級マンションがずらり。ベンツやBMWが走り回る街。つまり、研究学園は高級住宅街とまでは行きませんが筑波大学の近くの天久保などに比べればまだ治安はいい方ですし、近くの研究学園ケーズもイーアスつくばの中にある電気屋「nojima」よりも数倍広く、共用棟の電気屋など比にならないぐらい広いです。ま、研究学園は筑波大学構内から自転車で30分程度かかるので、あくまで住む場所ではなく遊ぶ場所と考えてください。

ケーズデンキ
こちらが研究学園ケーズ。おそらく大穂のケーズ(閉店)よりこちらのケーズのほうが最近オープンしたようで、敷地も広いですしPCパーツも売ってたりします。

その他不動産屋が言っていたこと

・天三、桜は高い・・・天久保三丁目は「大学に近い」という理由で、桜は「買い物に便利」という理由があるため、同じ条件でもこれらに位置する物件は高くなってしまいます。 そこよりは少し遠くなってもいいから家賃を抑えたいというのであれば、その旨を伝えれば物件の幅は広がります。
・大切なのは「バランス」 ・・・「クローゼットが便利だから!」「部屋が広いから!」「家賃が安いから!」「学校に近いから!」というだけで、ある意味一目惚れ的な感じで物件を選ぶと後で後悔します。大事なのはバランスです。
・最近、不景気で3/31に退居する学生が多く、コスパのいい物件がピークをすぎて余っていることがあるのでチャンスです。つまり、宿舎を抜け出して6月頃でも全然選択肢はあります!あきらめることはないです!(昔はそうはいかず、5月をすぎると皆無と言われた。ものすごく質素なところかものすごく高級すぎるところかしかなかった)

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