yamaのページ
このページは、管理人yamaがソフトウェアや写真等々、趣味の作品を公開している個人のページです。

全体
 今日 
 昨日 

最終更新日時
2010/04/05 03:57









System Scanner 統計分析


-目次-

1.System Scannerとは
2.はじめに
3.System Scannerの仕組み
4.System Scannerのバージョン
5.信憑性・免責・留意点
6.[統計1]バージョン毎の割合
7.[統計2]月ごとのスキャン数
8.[統計3]匿名数と非匿名数の割合
9.[統計4]各バージョンの総合点数
10.[統計5]各バージョンのアクセス点数
11.[統計6]各バージョンの処理能力点数
12.[統計7]各バージョンの表現点数
13.[統計8]各バージョンの通信点数
14.[統計9]各バージョンのシステム点数
15.[統計10]バージョン1.6 ディスク転送量
16.[統計11]バージョン1.6 ディスク書換
17.[統計12]各バージョン 通信速度
18.[統計13]各バージョン OS
19.[統計14]各バージョン ディスプレイの解像度
20.最後に

System Scannerとは
System Scannerとは、yamaがフリーソフトとして公開しているコンピュータの性能を点数化するアプリケーションです。
こちらからダウンロードすることができます。


はじめに

このSystem Scannerというアプリケーションには、結果を掲示板に送信する機能が
ついており、この掲示板に送信された結果を基に統計としてまとめました。(2008/10/28 17時現在のデータを元に作成)
これらの統計からは、現在のコンピュータ事情、そしてあるイベントを挟んでなにがどのように変わっているのかなどを知ることができます。
そして、最後にはこれからのコンピュータはどのようにあるべきなのか、また「生かされていない潜在点」等を綴り、統計と致します。


System Scannerの仕組み

まず、簡単ではありますがSystem Scannerの仕組みを説明します。
System Scannerは、大きく分けて5つの部門に分かれており、その部門毎に全て分けて統計をしています。

アクセス部門・・・ドライブの容量、メモリの容量などが対象となります。
処理能力部門・・・CPUの処理能力、グラフィック(2D)の処理能力が対象となります。
表現部門・・・解像度、フォントの数などが対象となります。
通信部門・・・インターネットの接続速度が対象となります。
システム部門・・・各種システムコンポーネントのバージョンなどが対象となります。
総合・・・全ての部門を合計して、平均した物です。


System Scannerのバージョン

System Scanner自体は以前からありましたが、今回統計の対象としたのは
バージョン1.4以降の全ての記事(送信分)425個について分析を行いました。
統計は一部を除きほとんどバージョン毎に行っていますので、時代の変化を読み取って頂く目安として、各バージョンのリリース日を書いておきます。
(リリース日は、公開した日であって、その日からコンピュータでスキャンされたとは限りません。)
バージョン1.4:2007/12/29
バージョン1.5:2008/3/19
バージョン1.6:2008/8/31


信憑性・免責・留意点

この統計については、System Scanner掲示板のログをプログラムに処理させ、結果が正しいことを確認しています。
また、万が一結果が万全でなく、第三者が不利益を被ったとしても、管理人yamaは責任を負わないものとします。
本統計結果の利用、引用については、全ての場合を含めお問い合わせフォームでご一報をお願い致します。
なお、統計された物の中には同じコンピュータから送信された物もありますが、総合点数はどれも異なりますので、完全な結果とは
いえない可能性があります。この点ご理解ください。
一度送信された結果の削除は原則として行っていませんので、過去の結果が残ります。
なお、下の折れ線グラフに「回数」とありますが、あえてそのような表記にしています。
中には同じコンピュータでも複数回送信した物もあり、「台数」とすると様々な面で矛盾が生じてくるためです。
ただ、理解しやすくするため一部の解説文で「台」を使用しているところがあります。あらかじめご了承ください。


[統計1] バージョン毎の割合


早速見ていきましょう。
System Scannerの掲示板のログに占めているバージョン毎の割合を、グラフにしました。
Ver.1.4が初代バージョンとして広まっただけあって、50%(214回)となっています。
その後、Ver.1.5を公開し、多くのVer.1.4を利用していたユーザーが1.5に乗り換えたためか、40%(169回)となっています。
そして8月31日に公開したVer.1.6はまだ2カ月しか経っていないこともあってか、利用率(送信率)はまだまだ低いようで、10%(42回)となっています。
Ver.1.6については最新バージョンであり、公開しているページも
たくさんありますので、それらによって今後割合が増えていく可能性は高いと思われます。


[統計2]月ごとのスキャン回数


次に、月毎のスキャン回数を見てみましょう。
これは、一ヶ月の間にどれだけ点数掲示板に結果が送信されたかという回数を表していて、
その結果はスキャンされて送信されなかった回数(単純な利用回数)にも比例してくるのではないかと思います。
まず、2008年1月を見てみましょう。圧倒的に回数が多くなっています。
これは、多くのブログなどを通じてSystem Scannerが広がり、利用された結果といえるでしょう。
以下に続く全ての統計は、2008年1月の物が主翼となっているといっても過いではありません。
2008年2月〜5月の間は順調な伸びを見せています。
そして、6月で一度落ち込んだということは、「コンピュータのパーツなどが成熟し、変化がなくなった」
つまり、飽和状態の月であったということがいえます。そして7月から20の大台に乗り、今日へと続いています。
これが2007年1月であればVistaの発売と関連づけることができるのですが、残念なことに一年過ぎてしまっているので、
この成長はVistaの影響も若干はあるかもしれませんが、発売と関連づけることはできません。
2008年3月のような40台が7月以降続かないのは、コンピュータ業界において特に大きな成長が見られず、
成長の度合いが客が予測していた範囲内に全て収まっていたということがいえます。
すなわち、買っても期待外れであったり、コストパフォーマンスに見合わない品を
つかまされたりと(=以前より点数が下がるという不安からわざとスキャン・送信しない)、
最近の技術力の成長とは裏腹の現象が影で起きているのではないかということが読み取れます。


[統計3]匿名数と非匿名数の割合


次に、匿名数と非匿名数の割合と見てみましょう。
非匿名数が32%(136回)、匿名数が68%(289回)となっています。
実はSystem Scannerには結果を送信する際に匿名として送信するか任意の名前を入れて送信するかを設定することができます。
匿名数が約7割を占めていることから、今の日本はネットにおける匿名意識が非常に高いということがいえます。
特にコンピュータの一部情報も含め送信されるということは、他の人に識別可能な名前を入れるということは最悪の場合、居場所などが
分かってしまう可能性があるという不安を察知した人々(=パソコンに不慣れな初心者の人々)が匿名にしたのではないかと思います。
それとは反対に、非匿名にした人は、心理的な考えから「注目して欲しい」「自慢」「印付け」「比較対象」という思いがあったのではないかと思います。
特に非匿名が悪いというのではありませんが、総合的に見てそのような堂々としている性格は
今のネットの風潮の観点から見ると少し珍しいのではないかなと思いました。


ここからは、送信された具体的な内容についての分析を行います。


[統計4]各バージョンの総合点数

総合点数とは、5部門全ての点数を平均した点数です。
System Scannerでは、この総合点数が80点を超えるコンピュータを「優良」として表示しています。
バージョン1.5までの世代においては、かなりの性能を持つコンピュータ上でスキャンした場合、90点台を取ることも稀ではありませんでしたが、
バージョン1.6以降では採点基準が現代並みに見直され、90点以上を取ることは難しくなってきています。

バージョン1.4を見てみましょう。
初めは58点でしたが、2008年1月の時点で平均が3点ほど上昇し、その後はほぼ横ばい状態ですが、2008年4月〜6月でなんと10点もの差があります。
2008年5月といえば、Core 2 Duoを搭載したコンピュータが爆発的に販売され、Vista SP1との相乗効果も相まって
主にメーカー製パソコンの動作の軽快に大いに貢献しました。
他にも、高画質なディスプレイがメーカー製パソコンに導入されるなど、いわゆる「高級化」の波がこの10点の差に表れたのではないかと思われます。
自作系パソコン、ショップ系パソコンにおいても価格の低下、入手が容易になったという観点から考えれば同じ事がいえます。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


次に、バージョン1.5の点数を見てみましょう。
スキャンされたのは全てが全て最新のパソコン、トレンドのパソコンではなく、古いパソコンや掘り出し物といわれるパソコンも
この対象に含まれていますので、平均点数と月を関連づけるのはあまり良い例ではないかもしれませんが、
軸の基準的に少しずつではありますが上昇しているのが見て取れます。
2008年3月〜6月の間の平均を大体でして見ると58点前後となりますが、2008年6月〜2008年10月の
点数を平均してみると65点前後になります。この時点で既に、7点の開きがあるということは、
それだけのコンピュータ業界における成長があったということになります。
特に2008年9月の点数が史上最高となったのは、高性能なコンピュータが点数のアップに貢献したといえます。


バージョン1.6の点数を見てみましょう。
バージョン1.6は、公開してまだ二ヶ月しか経っていませんので、過去のデータは全て0となっています。
しかし、明らかな成長が見られます。2008年9月の部分は60点でしたが、10月で66点へと大幅にアップしています。
奇跡的なことに、送信回数が同じであることから、これは明らかに平均点数がアップしたという証明になります。
6点とわずかながらではありますが、これは9月にスキャンされた構成のコンピュータと
10月にスキャンされた構成のコンピュータの間では合計で126点の違いがあるということになります。
「塵も積もれば山となる」というい葉がありますが、まさにその通りではないでしょうか。


最後に、全バージョンの総合点数です。
2007年12月〜2008年8月まではほとんど横ばい状態です。
ただ、点数の基準が上がった(=同じ構成のコンピュータでスキャンするとバージョンが上がるほど点数が下がる)にもかかわらず、
横ばいであるということは、これはこれでまた最低限度の性能は向上しているということになります。
これは平均ですので、本当にスペックの低いコンピュータが上がってきたのか、あるいは今まで高性能であったコンピュータがさらに拡張されて
高性能になったのかどちらかはいい難い物がありますが、どちらにせよこの8カ月あまりの間でコンピュータにおける
歴史のひとつの区切り、つまりピリオドを打つことができるのではないでしょうか。
なお、2008年8月以降は順調に増えており、これからの結果が楽しみです。
数年後には全バージョンの総合点数が65点前後になる可能性も完全には否定できません。


[統計5]各バージョンのアクセス点数

アクセス点数とは、アクセス部門の点数のことで、主にメモリの容量やハードディスクの容量などが対象となります。

早速バージョン1.4を見てみましょう。
2008年1月から3月までは連続で下降していましたが、それ以降は点数は高くなってきています。
当時の状況から考えて、この伸びはメモリやハードディスク価格の下落による購買力向上、
DDR3メモリの普及による結果的なアクセス速度の向上などが背景にあるのではないでしょうか。
アクセス点数の平均が最高で67点になったのは、多くのコンピュータにて新しいプラットフォームに移行されたことが背景にある可能性が高いです。
なお、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


次に、バージョン1.5を見てみましょう。とても激しい浮き沈みがあります。
それを生じさせる現象は何かあるとは思うのですが、少し例を挙げて説明します。
2008年3月〜4月。大きく11点もの差がありますが、実はこの間にVistaのSP1が公開されました。
それらに備えてハードウェアを交換したなどという何らかの「アクション」を起こしたということが分かります。
つまり、サービスパックなどの大きな更新プログラムが公開される時というのは、ハードウェアについて見直す良い機会であるということがわかります。
サービスパックが公開されるのが数年に一度であることから、最新ハードウェアを導入することで
他のソフトウェアの欲求にも耐えうるハードウェアを構築することができます。
すなわち、サービスパックに合わせて数年おきにハードウェアを買い換えることでいわゆる「時代遅れ」を防ぎ、「ソフトウェアを更新」
「(ついでに)ハードウェアも更新」という一石二鳥を得たいという考えが分かります。


バージョン1.6の点数を見てみましょう。
バージョン1.6は、公開してまだ二ヶ月しか経っていませんので、過去のデータは全て0となっています。
回数が同じであるにもかかわらず、点数は3点ほど上昇しています。
これは明らかに、平均点数が上昇した=性能が上がったということで、以前に比べパソコンのハードディスクの容量、
メモリの容量などが上昇傾向にあるということを表しています。
特に最近は、フラッシュメモリなどを中心とする価格の低下が激しく、大容量の部品を低価格で購入できるようになりました。
その甲斐もあってか、このように「実質的な性能の向上」を行っている人々が多くいるのも現実です。


最後に全バージョンの点数を見てみましょう。
2007年12月〜2008年8月までは平均して50点前後を保っていましたが、2008年9月から点数が10点上昇しています。
この変化の理由は上にもかいており重複しますので書きませんが、パソコン一台あたりの平均的な性能が向上したということは明らかに証明できます。
2008年9月〜10月の伸び幅が心配ですが、今後上がることはあっても下がることはないように思います。
また、2008年10月には最高点数60.67点を記録し、あらゆる場面でコンピュータのアクセスに関する問題は解決されつつあるように感じます。
SATAやSSD等の高速デバイス、規格の普及によって、今後はこのアクセス部門の点数が上がっていくことが予測されます。


[統計6]各バージョンの処理能力点数

処理能力点数とは、CPUの処理能力とグラフィック(2D)の処理能力から算出される点数のことです。
バージョン1.6から処理能力点数の基準を最大限まで引き上げ、2コア、4コア、あるいは
それ以降に発表されるであろうさらに高速なCPUにも対応しています。

まずバージョン1.4から見てみましょう。
なぜか、2007年12月〜2008年2月までは連続で下降を続けています。
この時はハードウェアも成熟しており、Core 2といってもまさに「高級品」の時代であり、グラフィックボード関連もコストパフォーマンスにおいて
優秀なものは今ほど多くはなかったようで、この時に部品をわざわざ購入して換装する人はそう多くはいないように思います。
しかし、2008年3月頃からインテルがノートパソコン向けに大がかりな戦略を発表し、ノートパソコンにもデスクトップにも2コアの時代がやってきました。
家電量販店にはCore 2 Duoを搭載するコンピュータが多く並び、マルチコアパソコンが常識と化してきています。
これにより一台あたりの処理能力はさらに向上し、わずか3月〜6月の3カ月の間に
平均点数が10点も上昇しています。これは見逃すことのできない大きなポイントではないでしょうか。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


こちらはバージョン1.5のものです。
採点基準が厳しい物ではなかったのか、あるいは成長が著しかったのか分かりませんが、
3月〜5月の間で10点上昇、そして一時下がるも7月〜9月の間で13点も上昇しています。
特に、2008年9月では平均が92.82点となっています。
詳しく見てみると処理能力100点のコンピュータが2台有り、80点以下のコンピュータはひとつしかありませんでした。
つまり、マルチコアCPUが多くの家庭に「なんとなく」(買った本人はそのパソコンのCPUが処理の上で優れている=マルチコアで
あるということを知らない)というのも含め広く浸透してきているというのが見て取れます。
総合的な性能で見ても、Vista環境でも軽快に動作するパソコンというのが、ようやっと出てきたのではないかと思います。


バージョン1.6を見てみましょう。
バージョン1.6は、公開してまだ二ヶ月しか経っていませんので、過去のデータは全て0となっています。
こちらも著しい成長を遂げています。わずか一ヶ月の間で10点も上昇しています。
そして回数が同じであることから、確実に処理能力が向上したといえます。
基本的な処理を担うCPU、主に画像処理を担うGPUどちらにおいても高性能化、低価格化の波が進んでおり、ゲームをしない
普通のユーザーにもCore 2 Duo等といったプロセッサが導入されていくようになったのではないかと思います。
もし4コア、8コアなどと一度に処理できる量が今までよりもさらに多くなったプロセッサが発表されれば、
またこの平均の点数も80点台、90点台へと上がっていくことでしょう。


全バージョンの処理能力点数を見てみましょう。
バージョンによって採点基準が異なるため、一概に評価することはできませんが、
.2007年12月〜2008年2月までは基準の上昇による点数の低下を大きく受けています。
しかし、2008年4月〜8月まではほぼ横ばい状態となっています。ということは、技術力が上がってきているという計算になります。
2008年9月で一気に下がったのが少し心配ですが、今後盛り返していきそうな気がします。
今後はCore 2 Duo、Quad等々を中心としたマルチコアプロセッサを搭載するコンピュータが時代を、
市場をけん引していく時代になったということは間違いないでしょう。
今の世の中には、最低限何をする場合においてもCore 2(マルチコアプロセッサ)が必要という風潮・常識が生まれてくる可能性もあります。
あらゆる観点から、シングルコアプロセッサに苦いを呈す人が増えてくることも十分予測できます。


[統計7]各バージョンの表現点数

表現点数とは、文字の表現能力を左右するフォントの数と作業効率を左右するディスプレイの解像度の二つから算出される点数です。

まずバージョン1.4を見てみましょう。
表現部門の点数が他の部門に比べて低いということは、解像度もフォントの数も小さいということになります。
特に、メーカー製パソコンの場合、解像度は並みであってもフォントの数は年賀状作成ソフトなどを
導入しない限り基本的にOSに搭載されている基本的なフォントのみとなります。
これだけでも表現能力にひどく支障が出るということではありませんが、高度な画像を作る時、
パンフレットなどを作る時、気に入ったフォントが見つからずどうにもできないというのでは困ります。
代わりにイライラしながら代わりのフォントを使って場を乗り過ごしたという経験もあるかもしれません。
2008年5月の点数が異様に高いのは、単純にスキャン回数が2回しかないためだと思われます。
バージョン1.4の表現点数を平均すると約55点前後となるでしょう。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


次にバージョン1.5を見てみましょう。
バージョン1.5では、明らかに上昇傾向が読み取れます。ということは、フォントの数が増えた(=皆が一気に何らかのアクションを起こした)
というのは現実的に考えがたい物がありますから、「解像度の高いパソコンが増えた」と読み取ることができます。
とくにミニノートと呼ばれるEeePCの類も改良を重ねる度解像度が高くなってきています。
携帯電話においても、解像度が高くなる傾向があり、この解像度の右上がりの傾向は
IT業界全体における波であり、一種の目指す目標なのかもしれません。
解像度の具体的な値については下の方で説明しますが、8カ月で6点という緩やかな成長ながらも、この傾向は今後も続くことが予測されます。


次にバージョン1.6を見てみましょう。
バージョン1.6は、公開してまだ二ヶ月しか経っていませんので、過去のデータは全て0となっています。
スキャンした回数が多いせいか、平均はかなり低くなっています。
しかし10月において7点も上昇し、少し不安と期待を抱く微妙な結果でもあります。
もちろん古い過去のコンピュータもこの対象に含まれていますから、一概に成長したからといって新しいパソコンが増えたと断いすることはできません。
しかし、数世代前のコンピュータの買い換えが進んでいるのは事実です。
表現部門においては解像度が低くてもフォントの数が多ければ点数はその分高くなっていきますから、その逆でも十分同じ点数を取ることは可能です。
なぜなら、コンピュータにはやはりその使う人の個性が関わってくる物だと思いますので。
得意とする物もあり、不得意とする物もある。そこがミソです。


最後に全バージョンの点数を見てみましょう。
2008年8月までは何とか50点台を保持していましたが、9月で一気に下落。
スキャン回数や解像度はほぼ変わりないにもかかわらず平均点数が低いということは、
フォントの数が平均の数よりも低い=「軽量化」を目指してフォントを削除した可能性も考えられます。
Windowsでは、起動時に全フォントを読み込むといわれています。
すなわち、フォントの数が多ければ多いほど起動にも時間がかかるということになります。その代わり、表現の幅は明らかに広がりますが。
デメリットを取るか、メリットを取るか。これは簡単に決められる物ではありません。
ただ、2008年10月で点数が回復しつつありますので、今後どうなるか期待したいところです。


[統計8]各バージョンの通信点数

通信点数とは、インターネットへの接続速度を元に点数化した物です。

まずはバージョン1.4から見ていきましょう。
2007年12月〜2008年6月の範囲を見てください。基準軸として確実に平均点数が上がっています。
これは、NTTを中心とした光回線への移行や、マザーボードやその周辺機器の1Gbpsサポートなどがあるのではないでしょうか。
そして、通信速度はCPUによっても左右されるため、そのCPUもマルチコアなどによってより高性能になり、
結果的に通信速度もそれに比例して上昇したと考えられます。
特に変化が大きいのは、2008年5月から6月の間の28点の差。
何があったのかは特には読み取れませんが、あらゆるパソコンにおいて速度が
上がっているということは総合的に考えて無線LANの通信速度の向上等が考えられます。
つまり、ノートパソコンなどの無線機器のブームは2008年5月〜6月と読み取ることができます。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


バージョン1.5を見てみましょう。
2008年4月〜6月は下がり気味ですが、7月あたりから再び上がりはじめ、2008年10月には最高点数85点を記録しています。
実は、通信速度の測定時にファイアウォールなどによって弾かれ、インターネットに接続できなかった場合には
一律に通信速度の点数が2点となるという決まりがありますので、通信速度が2点のものが送信されている場合は、
もちろんそれも統計のグラフ内に全て含まれています。
結果的に、そのようなコンピュータが多い場合には平均が下がるという当たり前ですがそのような傾向があります。
逆に、点数が上がっているということはそのようにファイウォールなどに弾かれずに純粋な通信ができているコンピュータが
多い(ソフトウェアが通信しやすい環境が整えられている)ということになります。
ウイルス対策ソフトウェアを導入しなければどのソフトウェアも当たり前に通信できますが、そのようなことはまずあり得ません。
つまり、遮断するかしないかを自動で判断できるウイルス対策ソフトが増えてきたということになります。
ソフトウェアは、使い手の仕事を実行する受け身の時代から、
自分で事を判断する自動判断の時代(If=条件分岐の活用)へと変化を遂げているのです。


バージョン1.6の点数を見てみましょう。
バージョン1.6は、公開してまだ二ヶ月しか経っていませんので、過去のデータは全て0となっています。
ギガネットワークの普及などによる実質的な通信速度の向上により、バージョン1.6のあたりから通信部門の点数基準を上げさせて頂きました。
それに伴い、若干他のバージョンに比べて点数は下がってはいますが9月と10月で上昇傾向にあることから、決して衰えてはいないという事になります。
今後も光回線の普及が進み、ADSLやCATVの会員が光回線に移行していくことも予測されます。
経済的な理由などで移行できない方も多くいるとは思いますが、コストパフォーマンス(費用対効果)はかなり大きい物です。
専門的に分析してみると裏の方ではデメリットも少しとないとはいえませんが、インターネットを通常利用する場合においては
明らかに光の方が高速で、動画閲覧なども快適に行えます。
どれだけコンピュータが高速でも、インターネットへの接続速度が遅ければ「駄目なコンピュータ」と判断される時代はそう遠くはないような気がします。


最後に、全バージョンの通信点数を見ていきましょう。
明らかに上昇傾向が見られます。2008年2月には最低点数39.81を記録しましたが、それ以降は順調に推移し、さすが時代の変化を
感じる物ですが、2008年10月には最高点数76.99を記録しています。
2008年7月に点数が15点前後上昇したのは、おそらくCPUの買い換え、ファイアウォールの高性能化による遮断の減少、
通信機器の高機能化など、通信速度に直結する何か大きなアクションが起きたことが考えられます。
夏休み前というだけあって、最新のハードウェアを購入して早速スキャン・・・という考えの人が多くいたのではないでしょうか。
それらが、大きく点数を押し上げているように思います。
そして7月といえばDDR3メモリやハードディスクの価格低下など、システムの性能の基盤となる部品が安く手に入るようになり、
その性能も一段と高くなっています。
先進のハードウェアに、勝る物はないのです。
通信系のハードウェアは既に成熟しているため、今後は光回線がどれだけ広まるか、
つまりインフラ次第で通信部門の点数は左右されるのではないかと思います。


[統計9]各バージョンのシステム点数

システム点数には、システムの基幹となるコンポーネントのバージョンや、起動中のウインドウなど、「実質的な使いやすさ」の部分が含まれています。

まずはバージョン1.4から見ていきましょう。
2007年12月〜2008年3月までは横ばい状態でしたが、2008年5月までに上昇しています。
実は、XPのSP3とVistaのSP1が公開されたのがちょうどこの時期なのです。
この間で7点の差があるということは、それらのサービスパック製品をインストールしたコンピュータが増えたということになります。
メーカー製パソコンは基本的にサービスパックの更新が出た場合には基本的に次期モデルからの
採用を行いますので5月というのは基本的にあり得ません。
よって、自作ユーザーを中心としたダウンロードセンターからのダウンロードか、
メーカー製パソコンであってもWindows Updateの設定によっては自動でインストールされることも
あるとのことで、どちらにしてもサービスパックのインストールによって点数が上がったのは事実です。
そして6月で一度下がり、7月で初となる70点台の大台に乗っています。
6月〜7月の間の9点は、安定期と読み取ることができ、サービスパックが普及した証拠ととらえることができます。
サービスパックを適用したから、スキャンしてみるか・・・という人がその時期に増えたという考え方です。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


次にバージョン1.5を見てみましょう。
2008年2月〜8月まではほぼ横ばい状態で、2008年9月に一度下がり、10月で盛り返しています。
10月の点数が74点と過去最高であるのは、スキャン回数が少ないことも一つの要因と考えられますが、
IE8やVistaなど最新コンポーネントを搭載したコンピュータが増えてきているということがいえます。
そして、横ばい状態となっている要因の一つとして、平均化があります。
例えば、XPとIE8、VistaとIE7では同じ点数になります。両方のコンポーネントが最新であれば
点数はもちろん高いのですが、経済的な理由、時間的な理由から全てを最新に合わし切れていない場合、
あるいは古いコンピュータをスキャンした場合はいうまでもありませんが点数は下がります。
これが平均にずばり現れているのではないでしょうか。
つまり、横ばい状態にあるということは、先進的なコンピュータと若干古いコンピュータの調和がうまく取れていたということになります。


次にバージョン1.6を見てみましょう。
回数が同じであるにもかかわらず、点数が1点程度上昇しています。
21台における1点というのはさすがに大きい物があるのではないでしょうか。
実は、バージョン1.5から、わざとシステム部門の点数基準を緩くしています。
なぜなら、どのコンピュータもシステム構成がほぼ同じで、点数の変化があまり見られないため。
例えば処理能力部門やアクセス部門であればそれらはコンピュータ自身のスペック、搭載部品などによって変わってきます。
しかし、システム部門は中のOS等を対象とした物となりますので、ハードウェアの付加的な物としか印象づけることができません。
バージョン1.6でも多少は改良しておりますが、あまり変化がないということは、つまり、
どのコンピュータもほぼ同じシステム構成であるということを意味しています。


最後に全バージョンのグラフを見てみましょう。
2008年3月までは60点台を推移していましたが、4月、5月から70点台に乗りはじめ、やはり2008年10月には最高点数72.15を記録しています。
ですが、上にも書いたように全体的に横ばいの傾向が見られます。
これはつまり、どのシステムも基幹はほぼ変わらない、ということを表しているように思います。
どのコンピュータも同じシステムということは、今後のコンピュータの行方を占うのは、結局「性能」面であるということになります。
VistaのAeroをどれだけ宣伝してもやはりXPを望む人が多いのもそのうちのひとつな気がします。
今回システム部門で対象となっているものはバージョンなどとにかく数字類から点数化する物が多いです。
つまりは、「(数字の大きな)最新の物が良いのか?」という指摘を受けかねません。
確かに最新の物が良いかどうかは誰にも見当はつきません。
しかし、試してみる心、インストールに時間がかかってでも試してみよう、テスターになってみようという心は大切なことだと思います。
機能面や脆弱性の面などでも向上があると思いますし、全てがデメリットだらけということではないと思いますので、
それらを考慮した上で点数基準が計算されているのです。
System Scannerの次期バージョンでは、システム部門の採点基準再編も視野に入れて開発してみようと思います。


[統計10]バージョン1.6 ディスク転送量

ディスク転送量とは、大量のファイルのコピーにかかった時間を測定し、それに
基づいて秒あたりの転送量を求めるバージョン1.6から新しく導入された採点方法です。
SSD等の高速ディスクが普及する今、やはりディスクは容量だけの問題ではなくなってきたように思います。
確かに大きな容量も必要ですが、それに応えうる速さも必要なのではないかと思います。
これを両立できるディスクはなかなかありませんが。

こちらの測定には、ファイルのコピー機能を使用しますので、CPU等も若干関係してくるのではないかと思いますが、明らかに成長が見られます。
21台のコンピュータにおいて4MB成長しているということは、ハードウェアの交換などが行われたか、
或いは規格の新しい、転送速度の速いコンピュータが増えてきたか、の二つの見方ができます。
今回の収集データが二ヶ月しかありませんのであまり広い比較はできませんが、この値は来月には25前後になっていることが予測されます。
最も速いディスクで44MB/秒という値をはじき出していたり、中には6MBという物も見られました。
これらのことから、この平均の値は標準的な物ではないかと思います。
ですが、速すぎた場合にはこのプロセスにかかる時間が1秒未満となってしまい結果が0MBとなってしまっている
コンピュータもありました。こちらについては次期バージョンの改善事項のひとつだと考えております。


[統計11]バージョン1.6 ディスク書換
ディスク書換とは、先ほどのコピーに加え、そのファイルを削除するという書き換え機能を測定する物です。
ファイルの削除もReadかWriteかといわれるとWriteの域に入りますが、ディスクに係る処理を
ひとつ増やしたことで、よりディスク自体の処理能力が問われてくるというものです。

こちらも大幅な成長が見られます。
2008年9月には平均6秒かかっていたものが翌月には約半分になっています。これは、実際に掲示板を見て貰えれば分かりますが、
ディスクの書換のところが1秒や0秒となっているコンピュータが増えてきているのがひとつの要因でしょう。
1秒や0秒になるのであれば、コピーや削除をするファイルを増やせばよいという考えになりますが、それは逆に下位互換の考えに反しています。
具体的に説明しますと、処理能力の速いコンピュータであればコピーや削除をするファイルを多くしてもあまり時間は変わりませんが、
処理能力の低いコンピュータの場合、処理をひとつふたつ増やすだけで時間が二倍、三倍となるような物も中には存在します。
そのようなコンピュータでスキャンして、この部分の測定で多くの時間を費やすためにもいかないため、低スペックのコンピュータでも
あまり時間がかからないようにするためには、やはりバランスを考慮した設定が必要になってくるというわけです。


[統計12]各バージョン 通信速度

通信速度とは、通信部門の測定の過程で算出される一秒あたりの通信速度(量)のことです。
実際はKBとMBの両方があるのですが、より詳細な結果を見て頂くためにあえてKBの結果を取っています。
1MB=1,000KB(例:1,218KB=1.218MB)として解釈ください。

奇跡的なことに、2008年2月と3月の通信速度が同じになっています。
2008年3月〜2008年6月までは連続で上昇していますが、なぜか2008年7月で下がっています。
この連続で上昇した理由としてはいくつか挙げられますが、そのうちのひとつとして大きいのが、「光回線の普及」でしょう。
たとえハードウェアが高性能でも、接続速度の測定で元の回線の速度が遅ければどうにもなりません。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


バージョン1.5を見てみましょう。
バージョン1.5は実に多くのコンピュータでスキャンされ、結果としてはどのバージョンよりも確かな物ではないかと確信しています。
ただ、値としてはあまり高い物ではありません。
その理由としては、上の方でも少し書いていますが、「通信できなかった場合の点数も全て含まれている」ということです。
100と100は平均すれば100ですが、100と0は平均すれば50になります。
こういう訳で、ファイアウォールの都合などで通信速度を算出できずに結果が送信された物が、
平均を少し引き下げている要因なのではないかと考えています。
しかし、それと反対に2008年9月は約2.56M/秒を記録しています。
これは最低限光接続でなければ弾き出される速度ではありません。要するに、これは多くのコンピュータで
光インターネットが利用可能になっているということを表しています。
しかし、田舎などの過疎地にはまだまだ光のインフラは広がっていませんが、そのような場所には
大抵パソコンなどというデジタルの波自体も到達していないのが今の現状です。


バージョン1.6を見てみましょう。
これも明らかに値が上がっているのが見て取れます。
500KBが大きいのか小さいのかというのは少し判断しずらい部分ではありますが、21台全てで速度が500KB上がったとすると相当な量になります。
NTTのサイトを見るとどうも光の最大理論速度100Mbpsを超える1Gbpsでのインターネット
インフラを提供するという動きがありますが、その試みはまだ全国規模に達していません。
この1Gインターネットが全国に広がれば、ユーザーはもっとインターネット上で様々な体験を気軽に、
簡単に、時間を掛けずに行うことができ、最終的には通信速度も上がってくるのではないかと思います。
ハードウェアとソフトウェア、そしてインフラがパソコン業界全体の復興にも関わってくるのではないでしょうか。
※なお、全バージョンを総合した通信速度はそれぞれデータの型が異なるため集計できていません。ご理解頂ければ幸いです。


[統計13]各バージョン OS

結果の送信時に一部情報も送信されます。その一部情報の中には、どのOSでスキャンが実行されたかという情報も含まれています。
なお、角界では略して「XP」「Vista」等とも呼ばれますが、グラフの項目の名前を考慮してWindowsをつけた正式名称を解説文中では使っています。

まずはバージョン1.4からみてみましょう。
やはり優勢なのはどの時期を見てもWindows XP SP2。老舗だけに、その威力は今も健在です。その次にVistaといった感じでしょうか。
Windows Vista SP1のスキャン回数は基本的には0ですが、動作確認のため2008年3月に1が入っています。
Windows XPのSP3も公開から約一カ月後の2008年5月に1となり、2008年7月で最多となっています。
サービスパックなどがインストールされ、多くのコンピュータに浸透するのにはどうも時間がかかるようで、それをこのグラフがうまく示しています。
なお、バージョン1.4は、2008年8月以降の送信はありません。(ほとんどが次期バージョンに移行しています。)


次にバージョン1.5を見てみましょう。
バージョン1.4では、完全にWindows XPが優勢でしたが、2008年7月にはWindows Vistaに抜かれるという珍現象が起きています。
Windows Vistaの発売は、2007年1月ですが、その時点では大多数のユーザーは興味を示していませんでした。
しかし、それ以降にいざパソコンを買い換えようとすると全てWindows Vista。
いいデザインの物も、安い物もWindows Vistaに染まっていき、以前と異なるけれども仕方なく・・・と
いう形でVistaパソコンを購入した方が多くいるのではないでしょうか。
多くのソフトウェアでサポート対象外となってきているWindows 2000ですが、
ぽちぽちとスキャンされているのが見て取れます。たあ、このまま衰退していく可能性も完全には否定できません。
今までのWindows市場で最も軽快な動作をするといわれたWindows 2000ですが、その魅力は
今や他の種類のOSと勝負できる物ではなくなってしまったように思います。
人は、OSに「軽さ」より「機能」そして「最新」「安心」を求めているという傾向が強くなっています。
2008年3月より、Windows VistaのSP1が公開されましたが、それに合わせて明らかに
Windows Vista SP1パソコンのスキャンが増えているのが分かります。
無印のVistaももちろんありますが、それを抜いて今後はもっと増えていくのではないでしょうか。


バージョン1.6を見てみましょう。
先ほどのバージョン1.5のグラフではWindows XP SP3が全ての月において0でしたが、バージョン1.6では
多くスキャンされていることが分かります。まさに「SP3ブーム」といえるでしょう。
しかし、それに対して、他のOSではスキャンの数がほぼ0に近くなっていることから、
今後は「Windows XP SP3」と「Windows Vista SP1」の二極化が進むと思われます。
3世代前の2000はもはやその役割を終えてしまったといっても過いではないでしょう。
だからといって、今すぐアップグレードの必要があるとかというのではありません。
確かにいろいろな面で心配はありますが、使いたいのであればずっと使い続ければいいのです。
自分のパソコンは、自分で飾る物なのですから。もちろん、自分で管理する責任もあり、その分自由もあります。


最後に全バージョンのグラフを見てみましょう。
2008年1月にはWindows Vistaの無印とWindows XP SP2が優勢でしたが、2008年7月頃を境にバトンタッチします。
2008年10月では多少Windows XPのSP2も残ってはいますが、大多数がSP3に移行し、Windows VistaもSP1に移行したことが読み取れます。
つまり、この時期が更新のピークということになります。
Windows Update等による自動インストールが働いたか、あるいはメーカー製パソコンなどへの導入が広まったことがひとつの要因と考えられます。
ただ、公開直後の2008年4月に既に7台のコンピュータにインストールされていることから、
多くのユーザーがインターネットから更新プログラムを受信して適用しているという体制も見て取れます。
つまり、多くのヘビーユーザーはハードウェアもソフトウェアも「最新」を望んでいるということが分かります。
頻繁に作業をしていては時間もお金もありませんから、早くて数ヶ月おきに、遅くて数年おきにコンピュータに対して
マイナーチェンジを繰り返し、これが年々性能の平均値を上げているひとつの要因のように感じます。


[統計14]全バージョン ディスプレイの解像度

結果の送信時に含まれる一部情報には、ディスプレイの解像度もあります。
ここでは、ディスプレイの解像度が時代の変化と共にどのように移り変わっているのかということを読み取ります。

グラフの変化を分かりやすくするため、わざと大きくし、最大値も本来は50あたりだとは思うのですが、18に設定して変化を読み取りやすくしています。
まず、スキャン数が最も多い2008年1月から。
1024*768が最も多く、その次に1280*1024、そして1680*1050へと続いています。
1680*1050と1920*1200は解像度の比が異なります。
他の640*480などは一般的なテレビやモニターの幅と高さの比が4:3です。
しかし、1680*1050などは16:9というハイビジョンを前提とした比になっているため、単に解像度が大きいだけではなく、
他の面でも機能が強化されており、HDMI等のデジタル端子を搭載している物であれば著作権技術に対応したブルーレイソフト、
地上デジタル放送などを見ることができるようになります。
HD解像度のディスプレイの使用率はまだまだ高くはないですが、今後デジタル技術の普及により増えていくと思われます。
XPを使用する上では、1024*768で十分ですが、Vistaを使おうとすると1024*768では少し窮屈に感じてしまいます。
なぜなら、ワイドディスプレイに設定が最適化されているため(の普及や使用を前提にしているため)。
そのような面から見て、二位に1280*1024がついているということになります。
上のOSのグラフでも1位がXP、2位がVistaで合ったように、解像度もそれに比例しているといえます。
しかし、2008年10月、異常現象が起きました。
HD画質の解像度である1680*1050の数が7となり、全体の約3分の1を占めています。
古いディスプレイから、高機能、高画質な液晶ディスプレイに買い換える需要が来たのではないかと思われます。
パソコン本体は買い換えた物の、ディスプレイはまだ・・・と買い換えるタイミングを
待っていたユーザーが一気に買い換えを加速させた可能性があります。
そして、1920*1200というフルスペックハイビジョンと同じ解像度を持つディスプレイは、実際はかなり大きな物となります。
40型や50型のフルスペックハイビジョンの解像度もこれと同じ1920*1200であることを考えると、かなりの大きさとなることが予測されますが、
おそらく21インチあたりがパソコンのディスプレイとしては限界の所ではないかと考えられます。


最後に

今回の統計から、今後の展望ともいえる事柄がいくつか見つかりましたのでまとめておきます。

・非匿名者はごく少数
→自分の情報を世界中のネットワークにさらすことに抵抗感
→ブログなどを通じて「情報を公開する」経験をもっと積ませるべき
→コンピュータから「情報を受け取る、得る」(ネットサーフィン、メールの受信など)だけではなく
「情報を発信する」(ホームページの開設、ブログの書き込み、質問サイトの利用など)努力を
→そうすることでインターネットを有効に活用できる人が増え、それによって経済も活性化する

・賢いファイアウォール
→ソフトウェアの通信内容などを自動で識別してユーザーに許可を求めなくても遮断などを自動で行えるファイアウォールの存在
→このファイアウォールを導入しているのは各社のウイルス対策製品の最新バージョンを適用している人のみで、他のバージョンの人は対象外
→早急に最新バージョンに乗り換えるための喚起が必要(新種のウイルスに対応できない、セキュリティホールが多くなるなど)

・アクセス部門、処理能力部門における成長が特に著しい
→Core 2をはじめとするマルチコア、デュアルコア製品が今後は力を伸ばす時代
→ディスク転送や書き換え速度は年々上昇
→SSD等の高速ディスクが多くのコンピュータに搭載されていく可能性
→DDR3などの高速インターフェイスの普及にも期待

・表現部門、システム部門の点数はほぼ横ばい
→フォントを「重さの要因」と解釈しフォントをわざと削除している人がいる?
→使う用途がなければ削除するというのも高速化へのひとつの道だが、何かを創るとなると不便
→基幹的なコンポーネントが更新されているコンピュータでも点数が平均並み
→次期バージョンへの課題「基幹コンポーネントへの配点を高くする」

・通信部門は成長は見られるもののインフラなどまだ課題が多い
→通信速度は上昇しているものの一概に上昇傾向とはいえない
→田舎など一部地方では光回線の普及が遅れている
→NTT等の会社はインフラの普及に努めるべき

・サービスパックが公開直後に適用されている
→「最新主義」を求めるユーザーが多い→神経質なユーザーが多い?
→Windows Updateなどメーカーのサイトを頻繁にチェックしているユーザーが多い
→企業は顧客の要求に応えるため、定期的に商品情報やアップデータを更新していくべき

・OSとして「Windows 2000」は廃盤?
→「軽い」OSから「高機能」「安心」「安定」を目指す人々が増加
→それは今後のOSにも生かされるべき内容
→これを両立できるOSを作ることができれば大ヒットする可能性

・HD画質のディスプレイ(1680*1050以上)が普及していく可能性
→特にHDMI対応グラフィックボードとモニターの組み合わせで地上デジタル放送、ブルーレイソフトが見れるなどメリットも大きい
→モニターの大きさなども関わってくると思うが、小売店はもっと「HDコンビ」を宣伝し、普及させるべき


今後のコンピュータはこうあるべき

・モニターはHDMI一本で、マザーボードにHDMIが搭載される時代
→他のケーブル類も束ねられるものは束ねて、初心者でも楽に設置できるパソコンに
→パソコンへの険悪感が消えていく

・賢いファイアウォールがWindowsに標準搭載され、驚異の心配がほぼなくなる
→その分サードパーティはウイルス対策ソフトなどで他社と競争
→ファイアウォールの部分の開発をしなくてよくなり、企業はコスト削減に貢献できる

・ハードウェアとソフトウェアが連携して、更新プログラムを深夜に自動インストールできる体制
→次電源を入れた時に自動で更新プログラムがインストールされていれば、無駄な心配をせずに、作業時間がむしばまれることもない

・光回線を日本の全世帯に普及させ、快適なインターネット環境を
→光回線のメリットを多くの人に周知して、ADSLやCATVインターネット回線が最終的には全廃される

・政府はITやコンピュータなどへの予算配分を上げ、新技術の開発を奨励すべき
→ワンセグなども確かに技術革新ではあるが、コンピュータ業界においては新規格の創立が遅れている
→アメリカに後れを取らないように、日本が先頭に立って陣頭指揮をすべき
→日本の技術力を生かしたコンピュータが次々誕生するのではないだろうか

・個人情報流出の心配が完全に消え去っていない今、「安全サイトマーク」の創設を
→一概にhttpsといってもどこがどのように安全なのかは素人には理解できない
→一目でそのサイトが安全か安全でないか、ソフトウェアレベルで識別できるように(IEなど)
→今でもブロック機能などは搭載されているが、基準がユーザーには全く分からず、理解できない
→認定されたサイトにマークを付けることで、逆に付いていないサイトには消極的になる習慣
→インターネットのネットサーフィンで生きていく最善の方法

簡単にポイントをあげてみましたが、これをダラダラと文章にするといつ終わるか分かりませんので、半分箇条書きのような形でまとめさせて頂きました。
統計自体はデータが多く、時間もかかりますので容易には実行できませんが、半年か一年単位をめどに今後も統計をしていきたいと考えております。
統計に関しては、皆さんのスキャン結果によって全てが構成されています。
このページを今回公開できたのも、多くの皆さんによるスキャンのおかげです。
これからも、時代の変化に伴う値の変化を見ていくために、多くのコンピュータでのスキャンと結果の送信をよろしくお願い致します。
   Copyright yama All Rights Reserved.