|
パソコンの中のデータを持ち出すには
パソコンの中にあるファイルやフォルダを他のパソコンに移したい、あるいは友人のパソコンで見せたいと思ったことはありませんか?
このページを読めば、そんな希望もあっさり解決するはずです。
データの移動に必要なアイテム
ネットワークにつながっていないパソコンの中のデータを移動させるには、主に下のアイテムを使います。
(ネットワークにつながっている場合は、共有フォルダやメールなどでファイルのやり取りが可能です。)
・USBフラッシュメモリ

このアイテムを用いれば、パソコン本体についている

このような端子に上のアイテムを差し込むことで、データを記憶することができます。
2005年当時は64MB(フロッピー約53枚分:一枚1.2MB換算)でも2,000円近くしましたが、
今では16GB(フロッピー約13,333枚分)でも2005年当時の64MBと同じような値段まで下落しています。
小型ながら書き込める情報量も多く、手軽に利用できる・・・
その反面、どこかに忘れてしまった際の情報流出が問題になります。
しかし、少し割高になりますがセキュリティ機能を備えたUSBフラッシュメモリを購入すれば、
USBフラッシュメモリ本体をパスワードなどで保護することができます。
また、他の機種よりファイルのコピー速度が速い物も存在し、大量のファイルをコピーする人にはもってこいです。
さらに、たいていのUSBフラッシュメモリにはプロテクト機能がついており、中のデータを書き換えや削除から守ることができます。
そして、Windows Vistaに搭載されている「Ready Boost」に対応した[Tips参照]機種も登場してきています。
USBフラッシュメモリは一般的に1,000回を超えるデータの書き換えに対応し、末永く使うことができます。
|
32GB |
64GB |
128GB |
256GB |
| 通常・高速タイプ |
3,000円前後 |
5,000円前後 |
9,000円前後 |
15,000円前後 |
| プロテクト対応タイプ |
4,000円前後 |
6,000円前後 |
10,000円前後 |
20,000円前後 |
・CD、DVD、ブルーレイ

CD・DVDは5年以上前から使われてきた記憶手段で、2006年には、ブルーレイという新しいメディアが脚光を浴びました。
CDといえば音楽、DVDといえば映像・・・という概念がありますが、パソコンの世界は、そうではないようです。
もちろん、パソコンでも音楽や映像を書き込むことはできますが、パソコン独自の機能(?)としてそこにファイルやフォルダを書き込むというものです。
CDなら700MB(フロッピー583枚分)、DVD一層なら4.7GB(フロッピー3,916枚分)書き込むことができます。
ブルーレイは一層で25GB(フロッピー20,833枚分)、二層で50GB(フロッピー41,666枚分)の記録容量を持ちますが、
理論的には何層でも増やすことができるので今後記録容量が増える可能性があります。
なお、CDやDVDにはいくつかの決まりがあり、決まりに対応していないディスクを使用した場合、データの書き換えができないことがあります。
|
データの書込 |
データの
書換 |
データの消去 |
データオール消去 |
容量 |
一枚の価格 |
| CD-R |
△追記のみ可能 |
×できない |
×できない |
×できない |
700MB |
25円前後 |
| CD-RW |
○何回でも可能 |
○できる |
○できる |
○できる |
700MB |
50円前後 |
| DVD-R |
△追記のみ可能 |
×できない |
×できない |
×できない |
4.7GB |
30円前後 |
| DVD-RW |
○何回でも可能 |
○できる |
○できる |
○できる |
4.7GB |
200円前後 |
| BD-R |
△追記のみ可能 |
×できない |
×できない |
×できない |
25GB |
200円前後 |
| BD-RE |
○何回でも可能 |
○できる |
○できる |
○できる |
25GB |
200円前後 |
・フロッピーディスク

フロッピーディスクは軽量ながら安く、今も多くの方に使われているアイテムです。
しかし、今はUSBフラッシュメモリなど新しい規格に押され、減衰しつつあります。
また、最近のパソコンにフロッピーを読み取ることができるフロッピードライブの搭載も少なくなり、今では一部のメーカーのみです。
フロッピーは約1.3MB近くの容量しか記憶することができません。(ディスク全体の容量としては1.44MB)
しかし、15年前ぐらいから普及しはじめ、当時の最新OSであったWindows 95では
フロッピードライブをサポートし、当時のデータ記憶アイテムとして注目を集めました。
当時は10枚パック、50枚パックとして発売されていて、ジャンルや内容によってフロッピーを自由に分けることができるものもありましたが、
現代のUSBフラッシュメモリの急速な普及に押され、製造を中止したメーカーも出てきているため、今後入手していくことは難しくなると思われます。
また、上の画像のオレンジの領域にはちょっとしたメモなどを書くことができ、データの整理に重宝します。
アプリケーション等を書き込むよりかは、ワードの書類や画像などを書き込むことが多いです。
また、フロッピーにはプロテクト機能(ディスク内のデータの書き換え防止機能)がついており、
裏にある 紫の色の部品(実際は白色)を使います。
穴が見えるようにすると「プロテクト」され、逆に穴を隠すようにするとプロテクト解除となります。
ただ、フロッピーディスクは磁気に弱く、磁気に触れた場合データが破損する確率が高くなります。
また、直射日光なども大敵で内部のディスクが色焼けし、読み取りにくくなる場合があります。
価格も比較的安く、100円ショップなどでは3枚組で販売されているほどです。
| 枚数 |
値段 |
| 1枚 |
30円弱 |
| 10枚パック |
400円前後 |
| 50枚パック |
1,000円前後 |
これらの他にも、メモリーカードや外付けハードディスク、外付けDVDドライブなどを用いてデータの移動を行うことも可能です。
データの移動方法
データを移動するには、まず移動元のファイル、フォルダが必要です。
「どのファイルを、なんの目的で誰に」見せるのかをはっきりしておかないと、移動元のファイルは見つからないと思います。
まず、移動先のドライブを開きます。
USBフラッシュメモリを購入したなら、差し込んで、「ファイルをエクスプローラで表示」を選んでください。すると、空っぽのウィンドウが表示されます。
一方、移動元のファイルを「(マイ)ドキュメント」や「(マイ)コンピュータ」などから順に開いていき、移動元のファイルにたどり着いたら、

そのファイルを一回クリックして、

このように選択します。
移動元のファイルが複数の場合は、キーボードの中にあるCtrlキーを押しながらクリックしていくことで、複数選択することができます。

そして、移動先のフォルダがあるウィンドウを少しずらし、

このように移動先のウィンドウの中にクリックしながらマウスを動かして移動(ドラッグ&ドロップ)させます。
すると、USBフラッシュメモリ、フロッピーの場合はその場で書き込み作業が行われ、CDの場合は「ディスクに書き込む」をクリックし、
ちょっとしたウイザードの後、書き込み作業が行われます。いずれにしろ、書き込んだファイルやフォルダは後から見ることができます。
なお、「画像と全く形が違う!」や「僕のOSはXPだ!」という方でも基本的な作業に代わりはありませんので、支障なくこの技をお使いいただけます。
これで、書き込んだデータを他のパソコンなどでも見ることができます。
("他のパソコン"がCD・DVDディスクを読み取れない場合、またはUSBの端子がついていない場合は見ることができません。)
"アイテム"使用時の注意点
アイテム使用時の注意点もいくつかあります。それらを以下に挙げておきます。
フロッピー
・フロッピーについているシャッターを開けないこと
・直射日光、磁気に近づけないこと →フロッピー内のファイル破損の可能性
・規格の異なるフロッピーを入れないこと →フロッピードライブ破損の可能性
・フロッピー本体を強く押しつけないこと →フロッピー自体が破損する可能性
・水中に入れないこと →フロッピー、あるいはフロッピードライブが破損する可能性
・規定のシール以外のシールを貼らないこと →最悪ドライブが破損する可能性
CD・DVD
・傷をつけすぎないこと

(傷がディスク全体の赤い部分より深い場合、読み取りにくくなる可能性が高くなるので注意。)
特に、DVDの場合は密度が高いのでより注意が必要。
・書き込み中に電源を切らない →CD-RWでも書き換えなどが行えなくなる可能性
・CDやDVDは用が終わったらすぐに取り出す →ドライブの中の熱でディスクが変形し、読み取りにくくなる可能性
・トレイが出てくるタイプのドライブで取り出しボタンを連打しないこと
→ドライブ内のトレイをつなぐベルトの消耗が早くなり、逆に取り出しボタンを押してもトレイが出てこなくなる可能性
・パキッと割らないこと →データの読み出しは一生不可能
・ディスクにシールなどをやたらと張りまくらないこと →内部のディスクの回転速度が変わり、読み取りにくくなる可能性
→最悪、取り出す時に内部でひっかかってディスクが出てこなくなる可能性
※CDやDVDは水に入れてもティッシュ等できっちりと拭けばなんとかなります。
→拭いていないと、水がドライブの中に入り、ドライブが故障する可能性
USBフラッシュメモリ
・熱い場所に長時間おかないこと →内部の部品が故障し、読み取れなくなる可能性
・水につけないこと →パソコンに挿しても動かなくなる可能性
・動作環境の確認
→古いパソコンではUSBフラッシュメモリが動かない可能性があるので十分動作環境を確認の上、購入すること。
・Windows上でUSBフラッシュメモリを抜く時は右下にある<ハードウェアの安全な取り外し>を実行すること
→データ等が破損する可能性
といわれていますが、単に寿命が縮まる、ということです。
やらなかったからといってすぐに壊れるわけでもなく、強制的にしなければならないものでもありません。

停止をクリックすると、そのUSBフラッシュメモリを安全に取り外すことができます。
・LinuxでUSBフラッシュメモリを使う場合はマウント作業が必要
最近のLinuxでは、USBフラッシュメモリを差し込むと、自動でマウントが行われ、終了時にアンマウントされますが、
古いバージョンでは行われない場合がありますのでその場合は手動でマウント、アンマウントを行ってください。
まとめ
・主にファイルの移動で使うアイテムは「USBフラッシュメモリ」「CD・DVDディスク」
・USBメモリは32GB、64GBと容量の上昇と価格の低下を今も続けており、購入後すぐに使える
・CD、DVDはパソコンを使えばファイルやフォルダなどを書き込むこともできる
(場合によっては専用の書き込みソフトを購入しなければならない可能性もある。)
・フロッピーディスクはデータ記憶の元祖で、容量は少ないがその分価格が安いので今も多くのユーザーが愛用している
・ファイルを移動するには移動元のファイルと移動先のドライブが必要
・主にドラッグアンドドロップという方法を用いてドライブの中にファイルを入れる
・CD、DVDは大容量だがデータを書き込むのに少し時間が必要
→一方、フロッピーディスクとUSBフラッシュメモリはすぐに書き込める
・書き込んだデータは他のパソコンでも見ることができる
・フロッピーは直射日光、磁気に弱い
・フロッピー、USBフラッシュメモリを水につけると故障する可能性有り
・CD、DVDは傷に弱いので、専用ケースに保管推奨
・ファイルコピーなどの用事が終わったらフロッピーなどのメディアをすぐに取り出し、ケース等に保管しておくことで、長寿命が望める
・Windows上でUSBフラッシュメモリを抜く場合は"ハードウェアの安全な取り外し"を実行
このページの更新
2007/9/1:初版制作。
2010/4/5:第二版更新。文章を一部修正。
ブルーレイに関する記述を追加。部品の価格を今後を見据えたものに修正。
ページタイトルを「パソコンの中のデータを移動させるには」から「パソコンの中のデータを持ち出すには」へ変更。
その他更新部分に記載のないものについては、ほとんど初版制作日現在の情報です。
|